前回では、本の著者の方が、企画を通した番組の台本を書き、
番組が高視聴率を獲得し、国内外の賞を受賞したりするようになった理由は、
「たったひとつのコツ」を掴んだおかげであり、
それは、
「ひと言で見える」企画を作ること。
「ひと言企画の驚くべきパワー」!!
であると書かせて頂きました。
“ひと言で企画を実現させた最高の例”
ひとつは、スティーブ・ジョブズが世に送り出した ipodが挙げられます。
「1,000曲をポケットに」
また、19世紀の女性ファッションをすべて葬り去ったココ・シャネルの
放ったひと言、
「着飾るためではなく、生きて働くための服」
この2つの例は、たったひと言で、世界の文化や歴史、
時代の流れを変えた1例だと言えます。
著者の方曰く、企画には、ちょっとだけかもしれないけれど世界が良くなる、
そんな要素があり「企画を実現する」ことは、世の中を少しでも
よくしようとしてきた人類の歴史に参加すること、なのだそうです。
これを聞くと、勇気が出てきますね。
企画、企画、という言葉ばかり出ていますが、企画はいわば「アイデア」
であり、肩肘を張って考えるものではありません。
自営業者、サラリーマン、主婦の方など、それぞれの置かれている環境や立場は
色々ですが、置かれている環境の中でのちょっとした「アイデア」を実現する
ことで、ちょっとでも世界が良くなり、困っている人が少なくなる・・・
そんな映像を頭で思い浮かべることができれば、それは「ヒットする企画」
なのかもしれません。
ここで、
メガヒット企画の「ひと言」の例・・・。
お掃除ロボットルンバ ▶︎ 任せられる掃除機
欅坂46 ▶︎ 笑わないアイドル
フリクション(パイロットボールペン) ▶︎ 消せるボールペン
うんこ漢字ドリル ▶︎ 子供が楽しみながら学べる漢字ドリル
メルカリ ▶︎ 不用品をスマホで出品できるアプリ
当たり前、と捉えられそうですが、それだけ浸透しているということ
でもあります。これらに共通するのは、どれも「ひと言で言える」
です。こうしたヒット企画は、企画段階から「ひと言で見える=イメージ
できるもの」だったのです。優れたアイデアは必ず「ひと言」で言えます。
次回は、さらに企画の始まりから深堀りしていきます!
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