またまた時間が経ってしまい、更新が遅くなりましたm(_ _)m
引き続き第4回ということで、要約の続きを。。。
前回は、思いがけない、固定概念にとらわれないひと言で新しい発想が広がるというお話しを記載させて頂きました。
かのアメリカ・ハリウッドでも、「ワンライン(一行)のひと言で企画が決まる」そうです。
つまり、どんな映画なのかひと言で説明できるかどうか。
又は10分以内でストーリーの核心部分を説明できるかどうか。
それで、その企画に何十億もの投資ができるかどうかが
決まるということです。まさに本書で言う「見えるひと言」です!
TVや映画の世界だけではなく、商品企画でも営業企画、イベント企画でも、
「その企画、ひと言で言うと何?」という質問に答えられないものはヒットしないという
法則があるようなのです。
また、このひと言を考え出すのが「高いハードルだ!」と感じる方もいらっしゃるかもしれ
ませんが、まったく必要がないようなのです。「センスは不要」。
おしゃれなキャッチコピーとは区別して考えるものです。
ここで言うひと言は、「そのひと言で中身が見えるフレーズ」のこと。
企画を採用する人や企画担当が「見えること」が第一条件なのであって、
その「ひと言」をさらに抽象化し、消費者の共感が得れるようイメージ化したものが、
一般で言われる「キャッチフレーズ」と言われるものです。
つまり、有名なキャッチフレーズの影には、キャッチフレーズ以前のひと言から始まって
いるのです。
例として、ニンテンドーのスイッチのひと言を紹介します。
スイッチは2017年より、家庭用ゲーム機では世界で7,000万台売れた大ヒット商品です。
キャッチコピーはこうです。 「いつでも、どこでも、誰とでも。」
端的に言い表した上手なコピーです。
しかし、当初開発チームが考えたひと言は
「持ち運びのできる据え置き機」
でした。この言葉が合い言葉として原動力となり、
キャッチコピーへとつながり、大ヒット商品につながったと言えるでしょう♪
別の例も。
10年前にブレイクした北海道の「旭山動物園」はシロクマやペンギンの
展示が有名ですが、キャッチコピーは、「伝えるのは、いのちの輝き」
ですが、その前のひと言は「形態展示から、生態展示、行動展示へ」
であり、このひと言から生まれました。
・・・例は他にも沢山ありますが(書籍を参考下さい♪)
結論として企画を立案する段階では、顧客よりもむしろ、企画の実現の為に動くひとや
開発に携わる人にとって見えるものであることが大事だということですね!!
第4回終了いたします。
また近日中にUPいたします!!
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